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日本語教師研修会2013夏 発表資料

国際交流基金ケルン日本文化会館 日本語教師研修会での発表、
「生きた会話の発話練習と会話文法に触れるCLL授業実践報告」で紹介したダイアログの音声ファイルをアップロードしました。以下、ご覧ください。

CLL Japanese DIalog 1 単発で全過程を行ったCLLの例

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書き起こしは黒板にそのままFが書いていった。このくらい短ければ、全過程を一気に行っても、学習者は学習事項の量に溺れず、気分良く終わる事が出来る。



CLL Japanese DIalog 2 短いダイアログの例

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この短さならば、1回でもできたはずだが、学習者にダイアログを聞きこんでもらいたくて宿題にした。間違えた発話文は、確認の時に矯正した。




CLL Japanese DIalog 3 初級者の会話クラス第一回目の例

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初対面で"話したい事"は、このような内容なのだろう。
しかし、ゼロ初級者に、こんなに大量のインプットは、そもそも無理があった。学習事項も多すぎるため、少し面識を持っている方がCLLは効果的である。




CLL Japanese DIalog 4 日常の動詞がたくさん出てきたダイアログの例

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「やる」と「作る」は日常でよく使うが、教科書にはあまり出てこない。このように、皆が日常で会話したい内容を聞くのは今日意味深かった。この学習者は、まだ動詞はあまり習ってないが、このダイアログで、助詞の役割を"きづく"事が出来て、後の学習に役に立った。




CLL Japanese DIalog 5 レベルに違いがある学習者混合クラスの例

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一人は半年後にJLPT4級合格していて、他の二人は日本語は全く初めてだった。どちらが発音、イントネーションが上手か比べてみてほしい。ゼロ初級者にこれだけの内容量のインプットは無理だけど、発音の感じはつかめてもらったと思う。




CLL Japanese DIalog 6 丁寧体と普通体を使ったダイアログの例

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「そんなことないです。」という会話特有の表現は面白かった。



CLL Japanese DIalog 7 専門分野を学習したダイアログの例

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学習歴が長くなるにつれて、文法を頭で考えようとする傾向があり、発話していても発音やイントネーションに100%焦点をあてきれてないケースが多い。しかいs、専門分野の学習は独特であるので、ロールプレイ的なダイアログができて、これ以後は、これを使って応用練習をすることができた。



CLL Japanese DIalog 8 初級後半クラスで普通体を使ったダイアログの例

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これも前と同じ、文法を考えながら話してしまう傾向があり、初級のようにプロソディーを習得できない傾向がある。しかし、教科書で出てくる普通体を実際どのように日常で使うかを提示できたので、学習者全員からは満足だったというフィードバックがあった。
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お礼とお詫びまで


さっき、(といっても12時間前の事ですが…)

ケルン日本語文化会館 日本語教師研究会で

CLLについての発表をさせていただいて、

今ベルリンに戻って参りました!


子供が小さいし、遠いし、

洪水被害のせいで電車の所要時間が1時間長くなってるし、

応募をどうしようかと

迷った事もありましたが、

出向いて行って、良かったです!



皆さま、各地からいらして下さり、

発表を楽しんでいただけた様子で、

とても感無量です。


他の発表や講習も素敵でした。

為になる事ばかりで、

こうして、発展している日本語教育の現場を見ると、

元気が出ます。


発表の内容や詳細は、(いつになるか分からないけど)

後々アップロードしていくつもりです。



それから、このブログもまだまだ未完成なので、

良くなるように、どんどん手直ししていくつもりです。


なので、ご質問があったら、なんなりとどうぞ。


これからも、どうぞ、よろしくお願いします。


CLLの和が、世界中で広がりますように!

25分で完了した簡単CLL

<初中級クラス>

学習者;5名[女性2名、男性3名]
背景;大学の第3外国語として、2学期の最後の授業。学習項目として、普通体が導入されたばかり。代行中の日本語コースで、試験対策の授業が早く終わってしまったため、気分転換のためにCLLを行った。

話題;放課後何をするか。
書き起こし表記方法; 漢字混ざり表記



1 みんなこれから何するの?

2 ぼくは勉強するよ。

3 何勉強するの?

4 日本語だよ。でも日本語だけ。フランコさんは?

5 ぼくも日本語勉強するよ。

6すごいね。試験がんばってね。


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簡単な会話であったので、ダイアログ創出所要時間は10分であった。すぐに黒板に書き出し、全過程25分で終わった。


内容については、最近学習した普通体が、普段の会話でどのように使われているかを紹介できた内容になった。

文法説明は、新出単語の意味と、丁寧体との比較。終助詞「よ」「ね」。役に立つ表現の復習。




翌週の試験で、自由回答の作文問題に、終助詞の「よ」「ね」が登場していて、顔がほころんでしまった。

CLLはやりがいがある。

初級者クラス、Lesson 3 の合間でCLL

産休明けで1年と3カ月ぶりに教壇に戻りました。

最初の2回は、3時間立っているだけで、ふらふらになってしまったけど、

3回目からは調子も戻ってきて、やっと一息です。

学習者達も打ち解けてきて、クラスも楽しくなりました。



今日は初級者クラス6回目の授業でCLLにチャレンジ。

動詞の導入も儘ならない学習者が、こんな ダイアログを作りました。

***************************************************

<初級クラス>

学習者;6名[女性3名、男性3名]
背景;通常文型シラバスで、現在”Japanese for busy people”のドイツ語版””Japanisch Im Sausseschritt 1"のLesson3。学習項目として、「時間」の言い方を終わったばかり。
話題;特に設定もなく、毎週顔を合わせているみんなが授業の前に会って、話し始めるという設定、丁寧体を使用
書き起こし表記方法; 漢字交じり表記


1. 今日は 何ました

2. 何も していません

3. ええ? つまらない です

4. そう です

5. じゃあ、どこか 飲み 行きましょう

6. ええ?おどり 行きましょう

7. それも いいです



***************************************************

6回目の3時間目、学習者の疲れが見えてきたところで、授業に新鮮な風を吹かせるべく、CLLを試みた。

あまり時間がなかったので、席を丸くせず、コの字型になっている机の前に私が移動して学習者の目の前に立つようにし、一人一文ずつ言えるように配慮した。

ダイアログ創出所要時間は20分であった。このダイアログをメールで各学習者に送り、聞き取りを宿題に出した。


文法説明の内容は、

・助詞「を」「も」「に」(上記、緑字)の用法
・終助詞の「か」「ね」「よ](赤文字)の用法
・動詞の活用形「ました」「ません」「ましょう」(青文字)の用法
役に立つフレーズ、(紫文字の部分)


刷り込みができているか否かは、次のコースに期待して…

すぐに使える内容に仕上がったCLL

<初級クラス>

学習者;8名[女性4名、男性4名]
背景;通常文型シラバスで、”Japanese for busy people”のドイツ語版””Japanisch Im Sausseschritt 1" Lesson6終了時。学習項目として、「行きます・来ます・帰ります」などの動詞を3つと助詞などを導入した。
話題;週末何をするかという世間話。丁寧体を使用
書き起こし表記方法; ローマ字表記

1. ああ、こんにちは。今晩うちに来ませんか?

2. はい、行きますよ。

3. いつですか?

4. 8時頃はどうですか?

5. 大丈夫ですよ。どこですか?

6. シューネベルグですけど。

7. 何か持っていきますか?

8. カメラがいりますか?

9. はい、絶対持ってきてください。

10. やったー!ドラゴンボールの映画を観ましょう。

11. そうしましょう!


***************************************************

ダイアログ創出所要時間は30分であった。

7時から9時までの夜の授業で、終わりの45分を使って、CLLをした。

仕事帰りで授業に駆けつけてくる学習者には疲労の色が見てていて、なかなかインプットできない場合もあった。

これを学習者にメールで送り、聞き取りを宿題に出し、次回、授業で文法説明を施した。

中には、日本行き学習者もいて、3カ月後、「CLLの内容が日本の研修で役に立った」とメールをくれた。



見てみると、今回の学習内容はどれもすぐに使えそうな簡単な文ばかりだった。

これで刷り込みもうまくいってたら、完璧なのにな、と思いつつ、

その後、クラスの担当が変わったので、Feedackは聞けてない。

授業は一期一会である。
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